人間が過ごしやすくなれば衛生害虫(ゴキブリやダニなど)も活発に
春も日に日に暖かい日が多くなってきました。
私も薄着で外出するようになりました(笑)
衛生害虫や微生物にとっても、快適な季節になってきたと思います。
当社の環境衛生スタッフも徐々に慌ただしくなってきています。
そこで、煙を発してゴキブリやダニを退治するバ○サンは、衛生害虫にとって有効な駆除方法なのかと聞かれると答えは「YES」です。
粒子が0.5~2μと細かいので、カーテンの生地や部屋の隅々や隙間まで薬剤がいきわたるので効果的な薬剤噴霧方法なんです。この方法のことを「くん煙法」と呼びます。
害虫駆除のプロの業者の多くはULV法という方法で薬剤を空間に噴霧しますが、この粒子は、8~15μです。
また、農薬をビニールハウスや雑木林などに噴霧するときは、フォガーと呼ばれる機器を使い人工的に煙を作り出し薬剤を噴霧します。家庭用の小型のフォガーもあります。
ちょっと、脱線してしまいましたが。。。(^^;)
ゴキブリ駆除剤を噴霧する時は、タイミング(周期)が大切!
ゴキブリなどは、殻鞘という固い殻に約30~40個の卵が入っています。その殻に直接、薬剤を噴霧・塗布しても効果は、ありません。よって、孵化するタイミングを狙うのです。ゴキブリでいえば、2週間前後で孵化しますので、最初に噴霧してから2回目も2週間前後で焚きましょう。これでも、効果が見られない場合は、もう1セット実施してみてください。ゴキブリが多いお宅は、春・夏・秋に行うと良いでしょう。
※駆除剤を使用するときは、裏ラベルに記載されている注意事項を守ってご使用下さい。
あと1つ注意点は、裏ラベルに表記している薬剤成分とは異なる「くん煙剤」を使うのがポイントです。ゴキブリは、薬剤抵抗性といって薬剤に慣れてしまいます。
よって、時々はゴキブリ駆除薬の成分を変えてみることをお勧めします。