ハウスクリーニング業界について2

 

ブログでは、「ハウスクリーニング業界」(同業者様に読まれているのかな?)についての記事をよく読まれているようなので、再度、記事を書かせて頂きます。

ハウスクリーニング業界の現状

 前記事では、ハウスクリーニング業界への新規参入と廃業・撤退は、横ばいと書かせていただきましたが。。。原状は、右肩上がりで成長しています。結論から申しますと廃業・撤退される方が少なくなったからです。

 昨今、多くの業者を集め、業者の代わりにインターネット広告やメディア広告を打ち集客するといった企業が増えてきました。そのサイトに登録しておけば、自社でホームページを作らずに所定の手数料を払っていけば、集客してくれます。ホームページや自社で営業行為をしなくてもいいのです。なんて便利なんでしょう。
 しかし、その中で集客につながるのは、口コミ(お客様の感想など)の評価が高い業者さんだということを忘れてはなりません。お客様に安価で役務を提供し、かつ仕上がり(品質)が良い業者さんにお客様は集中するからです。
 といっても、「仕事は得意!でも、営業が苦手だ」という業者さんには、最高のサイトなんです。お客様も希望(予算・口コミ・日程など)とマッチした会社を簡単に選ぶことができます。

これだけ、多くの集客を目的をした企業が増えてくると、高額な加盟金を払ってFCに加盟し顧客を仲介して貰わずに、自社で顧客を獲得することができます。しかし、大手FCの看板には、それだけでお客様に安心感を持って頂けます。

他社との差別化は、関連資格取得が鍵!?

業者数の増大は、他社との差別化が不可欠となってきます。

 

 先ず、マナーや身だしなみは、勿論のこと、料金の見直し、請負賠償保険への加入や新技術の導入など考えることは山積みです。でも、これらの多くは、経営幹部が考えるていかなければなりません。

 その反面、スタッフの技術・知識習得は、スタッフ本人が頑張って取得して貰わなければなりません。例えば、ハウスクリーニングをメインとする会社ですと。。。。(一社)全国ハウスクリーニング協会が行っている「ハウスクリーニング技能士:単1等級」やNPO法人の日本ハウスクリーニング協会の「ハウスクリーニング士」があるといいでしょうし、ビルの日常清掃や定期清掃をおこなうのであれば、(一社)全国ビルメンテナンス協会が行っている「ビルクリーニング技能士:1~3級」が良いでしょう。

 私は、従業員の方々の資格取得が他社との差別化にとても重要だと考えています。専門知識や基本的技術、関連法規、安全衛生(会社・現場での事故の防止)を学んでいることがお客様への「安心のご提供」に繋がるものと思っています。

 資格がなくても、我流でとても素晴らしい仕事をされる職人さんを多く見てきましたが、新規のお客様には、どのような方が掃除に来てくれるのかわかりません。どんなお掃除をしてくれるのか不安なんです。ですから、お客様に安心して頂く為にも提供する役務に関係する資格は必要だと思っています。スタッフにとっても資格保持者という『自信』は、プラスαとして仕事の仕上がりに大きく影響して来ます。

 皆さんも色々なお考えもあると思いますが、私が感じたことについて書かせて頂きました。